「西武２－１楽天」（１日、ベルーナドーム）

　楽天が痛恨のサヨナラ負けで３連敗。延長十回、悪夢のようなミスで決勝点を奪われ、試合後の三木監督の語気は強まった。

　九回に同点とし、延長十回に藤平が初めてのイニングまたぎのマウンドへ向かった。無死二塁で平沼の右前打を処理した右翼手・小郷が本塁送球のカットに入った一塁手・阿部に悪送球。二走・仲田は三塁でストップしたが、阿部のはじいたボールが三塁ベンチ前へ転がっている間に生還した。本塁ベース後方にカバーへ入っていた藤平も目を切っており、処理できなかった。

　このプレーに三木監督は「あそこは、絶対改善すべき。選手ができなかったのは僕の責任だと思うので、話はしますし、ああいう事は二度としちゃダメ」と厳しい表情で振り返った。

　また藤平は「目を切ってますし」と猛省。「野球をやっている以上はああいうプレーは絶対しちゃいけないと思いますし。でももう起きちゃったんで、そこはもう切り替えて、次ああいうことは絶対ないようにしっかりやりたいなと思います」と悔しさを糧にして、次戦にやり返す。