ソフトバンク泥沼5連敗で借金7 上沢が古巣・日本ハム戦122球熱投も7回3失点で黒星「本当に悔しい」
「ソフトバンク2-3日本ハム」(1日、みずほペイペイドーム)
ソフトバンクは悪夢の5連敗で借金7。上沢直之投手が公式戦で古巣・日本ハムと初対戦したが、逆転を許して2敗目を喫した。
上沢は7回3安打3失点、122球の熱投。だが、要所で粘れなかった。二回から三回にかけて4者連続三振を奪うなど、圧巻の投球。四回までわずか1四球のみに抑えていたが、2点リードの五回に清宮の初安打、万波の二塁打と連打を浴び、郡司の犠飛で1点差。さらに嶺井の捕逸で同点とされた。
六回は三者凡退とリズムを戻したが、七回1死から万波に痛恨ソロ被弾。左翼ホームランテラスへ飛び込む打球を見届け、マウンドに膝をついた。
上沢は一昨年オフ、日本ハムからポスティングシステムを使ってメジャー移籍。だが、レッドソックスで2試合の登板に終わり、わずか一年でNPBに復帰した。古巣の日本ハムではなく、ソフトバンク入りを決断したことに物議を醸した。
この日は日本ハムファンからブーイングも浴びた。それでも投球に集中し、122球の熱投。だが、降板後、上沢は「7回の投球が本当に悔しい。ホームランだけは避けなければいけない場面だった」と悔やんだ。
打線は初回に2得点したが、二回以降は日本ハム・古林睿煬に大苦戦。八回1死一、二塁では山川が空振り三振に倒れると、次打者・中村の打席で二走・野村が三盗に失敗。挟殺プレーでアウトとなり、ヘルメットをたたき付けて悔しがった。





