駒大・谷佳亮外野手が初出場 父・佳知氏「感謝」母・亮子氏「いい経験」 代打で途中出場、3打数無安打
「東都大学野球2部、駒大10-9拓大」(30日、大田スタジアム)
巨人、オリックスなどで活躍した谷佳知氏(52)=デイリースポーツ評論家=と、柔道女子48キロ級で00年アテネ五輪、04年シドニー五輪金メダリストの亮子氏(49)の長男、駒大2年の谷佳亮外野手が拓大戦で初のベンチ入り。両親も応援に駆けつけた中、代打で途中出場し、3打数無安打だった。
待望のリーグ戦デビューは、10-1と大量リードの四回1死走者なしの場面で迎えた。代打で登場した谷は、凜(りん)とした表情で左打席に向かう。待ちに待った第1打席。積極的に振りにいき遊直となった。
オープン戦で本塁打を放つなどでアピールを続けてきた。期待の2年生が、リーグ戦で初めてベンチ入りし、初出場を果たした。一塁側の駒大応援団のボルテージもグッと上がる。
スタンドが大盛り上がりの中で迎えた六回の第2打席。1死一塁の場面で鋭い当たりだったが二ゴロとなった。八回2死二塁の第3打席は空振り三振に倒れ、悔しそうな表情を浮かべた。3打数無安打。それでも広角に打ち分ける打撃センスの高さを披露した。
スタンドから熱視線を送った父・佳知氏は「試合に出していただいたことがありがたいです。感謝しています」と語り、母・亮子氏は「いい経験をさせていただきました」と話した。若武者が大学野球で大きな一歩を踏み出した。
◆谷 佳亮(たに・よしあき)2005年12月31日生まれ、19歳。東京都出身。174センチ、67キロ。左投げ左打ち。外野手。小学3年からアイスホッケーを始め、6年時には全国優勝を果たした。東京学館浦安高で本格的に野球を始め、3年夏は千葉大会で5回戦敗退。高校通算14本塁打。スポーツ推薦選抜に合格し、駒大に進学した。




