今秋ドラフト候補、花咲徳栄・田島が右前適時打 ヤクルトスカウト「積極性があって、コンタクト能力が高い。良い打者」
「春季高校野球埼玉県大会、花咲徳栄14-2山村学園」(29日、大宮公園野球場)
昨夏甲子園に出場した花咲徳栄が山村学園に13安打14得点で快勝し8強入りした。今秋ドラフト候補の田島蓮夢(はずむ)外野手(3年)が4打数1安打1打点。右肘痛により万全ではない中、5球団のスカウトの前でアピールした。
5-1の四回1死三塁では、内角球を狙い澄まし初球を右前適時打とした。ヤクルト・橿渕スカウトデスクは「積極性があって、コンタクト能力が高い。良い打者」と評価。それでも、田島は「内角攻めされると分かっていたんですけど、打ち切れなかったので、まだまだ足りない」とその他の打席に視線を向けた。昨年は一つ先輩の巨人ドラフト1位・石塚らと主軸を担っただけに背負うものは大きい。「岩井先生(監督)からは去年の甲子園の経験者としてチームを引っ張る存在であってくれと言われている」。重責をはねのけ、結果で応える覚悟だ。




