DeNA ハマスタが盛大なバウアーコール!八回1死三塁で連続三振斬り→気迫の雄たけび 中4日で来日最多129球の熱投 8回1失点で2年ぶり勝利
「DeNA2-1広島」(27日、横浜スタジアム)
DeNAのトレバー・バウアー投手が先発し8回1失点と好投。八回のピンチを鮮やかにしのぐと、本拠地が盛大なバウアーコールに包まれた。継投で1点リードを守り、2年ぶりのNPB勝利を手にした。
1点リードの八回、1死から代打・中村奨に中越えの三塁打を浴びた。それでも田村を空振り三振に仕留め、羽月も変化球で空振り三振に斬るとマウンドで吠えた。球場にはバウアーコールがこだました。来日最多となる129球の熱投にファンも応えた。
この日は初回、1死一、三塁のピンチを招くと、重盗を仕掛けられる間に先制を許してしまった。それでも気持ちを切り替えて最少失点でしのぐと、二回以降は圧巻の投球。広島打線をパーフェクトに封じ、五回は3者連続三振を奪って勝利投手の権利を引き寄せた。
六回も先頭をきっちり仕留めて打者13人連続アウトに。続く羽月は粘られた末に四球で歩かせてしまったが、2死三塁のピンチで末包を中飛に仕留めてスコアボードにゼロをともすとガッツポーズを見せた。
球数が100球に迫っていた中、七回も続投。しっかりと3人で打ち取り、捕手と会話しながらベンチへと戻った。直後の打席では代打も考えられたが、バットを持って打席へ向かっていた。
バウアーは1軍復帰後、16日の巨人戦で5回5失点KOされると、22日の阪神戦でも7回4失点で敗戦投手に。それでも今季初の中4日での先発で本来の姿を取り戻した。
お立ち台では「九回も行きたかった」とバウアー。それでも「伊勢選手が締めてくれた」と感謝の思いを口にしていた。611日ぶりのNPB勝利に「ようやく初勝利を」と感慨に浸った。





