2位キープの楽天・三木監督 終始厳しい表情だった指揮官が最後にはにかみながら感謝「すごいうれしかったの」という出来事とは
「楽天6-3ソフトバンク」(26日、楽天モバイルパーク)
楽天の三木監督は勝って兜の緒を締めた。
6回1/3を無失点に抑え、今季初勝利を挙げた先発・内へはさらなる成長を願って厳しい言葉を投げた。七回1死一、三塁で降板を招いた始まりは1つの四球だった。これに指揮官はマウンド上で即座に注意したという。
三木監督は「あんまり責めたくないんだけど」と前置きをした上で、「出そうと思って出していないけどもったいない」とピシャリ。「せっかくいいリズムでいけていたのに、四球からピンチを背負ってしまった。普段は選手が頑張ってと言っているけど、実は求めていることも多い。自由に思い切ってやりなさいだけでは難しい世界」と次戦への課題も明確にした。
そして、早くも視線を向けるのはカード勝ち越しのかかる27日の試合だ。25日に48歳の誕生日を迎えた指揮官へ、コーチ陣やチームスタッフからマッサージチェアが贈られたということもあって、「明日の試合に向けてマッサージチェアにのりながらしっかり考えたい」と言う。「こういうの伝えるの下手くそだからあれなんだけど、すごいうれしかったの」と厳しい表情の多かった試合後、指揮官は最後に少しだけ笑った。




