ロッテ 中村奨がサヨナラ打「いい形でヒットになった」安打で決めたのは11年目で初「ことごとく潰してきたっていう結果だと思います」

 10回、サヨナラ打を放ち祝福される中村奨(左)
 10回、中村奨が中前にサヨナラ打を放つ
 10回、サヨナラ適時打を放ち祝福される中村奨(中央)
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 「ロッテ2-1西武」(22日、ZOZOマリンスタジアム)

 ロッテが今季初のサヨナラ勝ちで連敗を2で止めた。延長十回、1死満塁から、途中出場の中村奨がバットを折りながら平良の155キロ直球を中前に運んだ。

 「打った後どうやって水かけられていいかわからなくて、ちょっと戸惑いました」と苦笑いを浮かべた。2020年にサヨナラ死球はあったが、適時打で決めたのはプロ11年目で初。「ことごとく潰してきたっていう結果だと思います」と自虐的に話した。

 延長十回は1死からソトが右前打で出塁。角中が敵失で出塁し一、三塁。さらにポランコの申告敬遠で満塁として中村奨が打席に立った。「早く試合終わらしたいなと思いました」と打席に入った際の心境を明かした。

 平良に対し初球157キロの直球をファウル。2球目の156キロのボール球を見極め、3球目に修正。155キロを叩いた。「初球は遅れてましたけど、振れたので。いい形でヒットになったかなと思います」と振り返った。

 その瞬間、大歓声が球場を包んだが、「もう声援は聞こえないぐらいでしたね」と言う。今季はなかなか結果を残せなかった中、この日は途中出場で2安打。手応えは「良くないですね。バット折れてるので。2打席で2本バット折れた」と苦笑い。それでも「打席の中で色々整理しながらやりたいことにアプローチできてる」と手応えはある。自身とチームの浮上へ、サヨナラの一打をきっかけにする。

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