西武 今井達也が七回までノーノーの快投も…無安打で1点を失う珍事 継投でノーヒットワンラン勝利!1964年近鉄以来の快挙
「西武2-1ソフトバンク」(18日、ベルーナドーム)
西武先発の今井達也投手が七回1死までノーヒットノーランの快投を見せたが、無安打で1点を失った。それでもチームは継投によるノーヒットワンランで3連勝。勝率5割に復帰した。
1点リードの七回、先頭の佐藤に四球を与えると栗原の打席で二盗を決められた。1死三塁となり打席には山川。フルカウントから粘られ、最後は高く弾む三ゴロに。この間に三塁走者が生還し、無安打で1点を失う珍事となった。
その後、柳町を四球で歩かせたが中村晃をしっかりと打ち取った今井。七回を終え、無安打投球は継続となった。その裏、打線は1死二塁から西川の右翼線適時二塁打で勝ち越しに成功。ベンチの今井は拍手を送っていた。
八回2死から「最後の打者だと思って」と嶺井を見逃し三振に仕留めると力強いガッツポーズを繰り出した今井。この回限りで降板となり、8回無安打1失点で最終回のマウンドを平良に託した。平良も最終回を無安打に抑え、継投によるノーヒットワンランでの勝利は1964年の近鉄以来、61年ぶりの快挙となった。
お立ち台では目に涙をため込みながら「ホームで勝てていなかったので、勝てて良かったです」と声をふるわせた今井。ノーヒットノーランの快挙については「点を取られちゃったので」と振り返りつつも「100点に近い投球ができた」と納得の表情を浮かべた。