「イースタン、巨人－西武」（１８日、ジャイアンツタウンスタジアム）

　２軍降格後、初の実戦に出場した坂本勇人内野手は３打数１安打の内容だった。

　初回の第１打席は見逃し三振、三回の第２打席は遊ゴロだったが、五回の第３打席に右前打を放ち、代走を送られた。試合後は「３打席なんでね、ヒット出たことはもちろんよかったですけど、感覚的には良いとは正直いえない」と振り返った。

　昨年も２軍での再調整を経験。「前回は振り込んだり走り込んだり、そういうこともしながらちょっと試合からも離れたりしましたけど、今回はちゃんと打席に立ちながら、フィジカル面もしっかりできたら。打ち方も色々試したりしてる。試しながらやった感じですね。きょうも」と説明し、自ら２軍での調整を直訴したことについては「やっぱり１軍で、オープン戦から出てて、外野の間を抜けるようなヒットも出てないですし、なんとなく客観的に見ても、１軍で打席に立っていい状態じゃないなと思っていた。正直、どこかのタイミングで監督に相談しながら言った方がいいのかと思っていた。その感覚がなかなかすぐ戻るとは思ってないですけど、何かきっかけを掴んで上に上がれたら」と語った。

　１軍への思いを問われ「テレビで見ていて、あそこで野球しないとダメだなと毎日思いますし、周りの方の期待だったりもまだ裏切れない。何とかもう一度１軍の舞台で活躍できるように、この２軍にいる期間、どれぐらいになるか分からないですけど、新しく色々試してやれる時だと思うのでそういう気持ちでやりたい」と見据えた。