今秋ドラフト候補、亜大・山城 自己最速3キロ更新の154キロ 楽天スカウト「上位24人に入る」複数球団が高評価
「東都大学野球、亜大4-0中大」(16日、神宮球場)
1回戦3試合が行われ、亜大が中大に完封勝利した。今秋ドラフト候補の山城京平投手(4年・興南)が、これまでの自己最速151キロを更新する154キロを記録。リーグ戦自己最長の6回1/3を無失点に抑え今春1勝目を挙げた。東洋大は国学院大を下し1部復帰後初白星。青学大は延長10回の末に日大に先勝した。
しなやかなフォームとは裏腹に、左腕から剛球が放たれる。山城が自己最速を大幅更新だ。
「指にかかっていて感触が良かった」と直球は常時140キロ後半から150キロ台。序盤4回は1安打投球とテンポ良く相手打線を斬った。四回1死でプロ注目・繁永にファウルとされた6球目は、球場表示でこの日2度目の152キロ。スカウトのスピードガンで154キロを計測した。ただ、七回に1死満塁の危機を招き降板。救援陣に救われ無失点で終えたが「体が前につっこんで修正できなかった」と反省した。
それでもロッテ・榎アマスカウトグループディレクターは「左で150キロを超える投手はそういないので魅力」と今後も注視する方針。楽天・部坂スカウトは「上位24人に入る」と高く評価した。興南の先輩であるオリックス・宮城に憧れる快腕に今後も熱視線が送られる。




