巨人・岡本 連敗脱出V弾 ミスターらに並ぶ球団4位タイ開幕から11戦連続安打「普通にやるべきことをやってます」

 4回、先制の左越えソロを放つ岡本(撮影・伊藤笙子)
 4回、左越えソロを放つヘルナンデス
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 「DeNA3-6巨人」(9日、横浜スタジアム)

 暗雲を振り払う主砲の一撃だ。四回無死、先頭の巨人4番・岡本の2打席目。1-2から高めに浮いた143キロを左翼スタンド中段に運ぶ3号先制ソロ。この一打が打線の爆発を誘発。続くヘルナンデスが2者連続弾、七回には泉口、キャベッジも一発を放ち。連敗を3で止める原動力となった。

 「打った瞬間入ったなと思いました。打つべきところ(球)を打ったかなと思います」。岡本は納得の表情を見せた。

 この日は初回は四球で出塁。3打席目に右前打、4打席目は左翼線二塁打で2試合連続猛打賞。打点はリーグ最速で2桁となる10に乗せ、打率もリーグトップの・450に跳ね上がった。「きょうは良かったなと思います」と振り返り、打撃の感覚を「普通にやるべきことをやってます」と話した。

 大きな記録にも並んだ。これで開幕から11試合連続安打。球団では1944年・藤本英雄氏、59年・長嶋茂雄氏、03年高橋由伸氏に並ぶ4位タイ。川上哲治氏が49年に記録した最長連続試合安打16にあと5と迫った。長嶋氏と並んだことに「わからないです」と言う。

 連敗が止まったこの日はそして同率首位だった阪神が敗れたため、単独首位に躍り出た。チームを引っ張る主砲の姿に阿部監督も「いい姿を見せてくれているので、これを続けていってほしいなと思うしチームの周りもそれに何かを感じてほしいなと思いますね」と重厚な信頼感を示した。

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