オリックス・平野 史上4人目NPB通算250セーブ 最年長41歳で偉業達成 同期入団の岸田監督「すごい」4連発

 「ロッテ2-3オリックス」(3日、ZOZOマリンスタジアム)

 オリックスの平野佳寿投手(41)が3日、ロッテ戦(ゾゾ)で今季初セーブを挙げ、史上4人目の通算250セーブを達成した。41歳0カ月での到達は佐々木主浩(横浜=現DeNA)の37歳1カ月を上回る最年長記録。699試合目での達成は岩瀬仁紀(中日)の658試合を超えて最も遅い到達となった。

 伝家の宝刀で偉業を達成した。1点リードの九回、マウンドには平野。2死一、二塁とされたが、最後はドラフト1位・西川(青学大)をフォークで空振り三振に仕留めた。史上4人目のNPB通算250Sに最年長の41歳で到達した。

 「一昨年の250Sの時はすごい感慨深かったんですけど…」。23年に日米通算250Sを達成した時ほどの喜びではない。それでも「僕1人ではできない記録。皆さんにありがとうございますって言いたい。その気持ちを忘れず、喜んでもらえるように、勝てるようにやっていきたい」と感謝の言葉を並べた。

 05年度ドラフトで同期入団の岸田監督は「最初にキャッチボールを見た時、『これは違う』と。もう投げるボールが違いましたね」と第一印象を語る。偉業達成に「すごい」を4回繰り返し「あれぐらいの数字の重みは、僕にはもう分からない」とたたえた。

 敵将・吉井監督とはかつてのチームメートであり、「すごい感謝している」という間柄。練習前に「もうコーチやろ?」と軽口で声をかけられ、「もうちょっとやってます」と返答。「頑張りや」と返された。目の前での達成に「吉井さんはうれしくはないと思いますけど、僕は良かったなと思います」と笑った。

 プロ20年目。まだまだ進化の道を歩む。今季からツーシームを習得。「1つの球種としてはあってもいいと思う。これから投げられたら」と新たな武器とする思い。「今日はもうただの1Sとしか思っていない。まだまだこれから」。1つずつ、積み上げていく。

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