ロッテ 19歳の2年目・木村がプロ初登板初勝利 2番手で1回三者凡退→打線が勝ち越し 勝利球は「実家に送って飾りたい」

 プロ初勝利を挙げ、笑顔でポーズをとる木村
 プロ初勝利を挙げナインを迎える木村(中央)
 ソフトバンクに勝利しナインを迎える吉井監督(左端)
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 「ソフトバンク4-7ロッテ」(30日、みずほペイペイドーム)

 ロッテが2012年以来13年ぶりの開幕3連勝。七回にマウンドに上がった2年目の19歳・木村が1回無安打無失点でプロ初登板初勝利を飾った。

 試合後、ヒーローインタビューに臨んだ木村は「初登板でこれだけの経験ができて、本当にうれしい気持ちです」と振り返った。試合直後に吉井監督にいたずらされ、スタンドに投げ込まれそうになったウイニングボールは大事そうに手に握った。どうするか問われると「実家に送って飾りたい」と初々しい笑顔で話した。

 同点に追いついた直後の七回にプロ初登板。山川を空振り三振、正木を三ゴロ、今宮を中飛に抑え、三者凡退に仕留めた。

 木村は霞ケ浦高から23年ドラフト3位で入団。昨季は2軍で11試合に登板。防御率2・37。今季はオープン戦で2試合に登板し防御率0・00と結果を残して開幕1軍をつかんだ。

 八回表にロッテが勝ち越したため、プロ初勝利が転がり込んだ。

 吉井監督からは「思い切りいけって言われたんで」といい、「その言葉通りに腕を振って良い結果になったんで本当によかった」と木村。最初の打者はリーグ屈指の強打者・山川だったが「逃げるのではなく、自分のピッチングを心がけて全力で腕を振りました」と振り返った。

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