21世紀枠の壱岐が初回に2点を先制 東洋大姫路の好投手相手に躍動 5番・山口が右前2点打 一塁側アルプスの大応援団背に

 「選抜高校野球・1回戦、壱岐-東洋大姫路」(20日、甲子園球場)

 21世紀枠で出場の壱岐(長崎)が初回、優勝候補の東洋大姫路から2点を先制した。先頭から2者連続四球を選び、犠打などで2死二、三塁の好機。ここで5番・山口廉斗(3年)が右前に2点タイムリーを放った。

 一塁側のアルプス席には大応援団が集結した。チケット4000枚は売れきれ。1、2年生の希望者217人が前日夕方の船で玄界灘に浮かぶ壱岐島から船で福岡市へ。午後9時に博多からバス9台に余裕をもって分乗して出発し、甲子園へやって来た。

 吹奏楽は約45人。島内の中学からと、壱岐市の姉妹都市である兵庫県朝来市の生野高の部員も援軍に駆けつけた。

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