日本ハム・吉田 4打数4安打 水谷に続け!現役ドラフト組ブレーク予感 新庄監督「いいスイングしてるな」抜てき応えた
「オープン戦、日本ハム6-6中日」(8日、エスコンフィールド)
一瞬のチャンスを逃さなかった。現役ドラフトでソフトバンクから新加入の日本ハム・吉田がオープン戦初出場で4打数4安打。八回の中前打で4度目の快音が響くと、新庄監督も両手をたたいて喜んだ。
急転直下の初スタメンだった。当初の三塁は清宮幸を予定。だが、打撃練習で指揮官が目を奪われたのが吉田だった。「いいスイングしてるな、誰だろう?って。で、急きょ変更して(清宮を)休ませたら打っちゃった」。試合後、開口一番に吉田の話題を切り出し「大大大大アピールですね」と目を細めた。
内容も詰まっていた。本職は捕手。三塁で起用され、二回の守備でゴロをはじいて失点につながったが、その裏に名誉挽回の右前適時打。四回は粘って9球目の変化球を拾った左翼フェンス直撃の二塁打。六回は左前打と全方向に打ち分けた。
1軍スタートのキャンプ序盤。新たな環境で打球速度などに意識が向いて打撃を崩した。中盤で2軍に合流後は、逆方向を意識する本来の打撃を徹底した。手応えをつかんで迎えたこの日。試合直前にスタメンを告げられても「来たな」と冷静に受け止め「すごくいいつながりのある4打席だった」と結果を出した。
昨季はソフトバンクから現役ドラフトで加入した水谷がブレーク。同じ道筋で再び同僚となり「負けていられない」と気合も入る。「努力は一生、本番は一回、チャンスは一瞬」とは新庄監督の言葉。しっかりとチャンスをモノにする、楽しみな存在がまた現れた。
◆吉田 賢吾(よしだ・けんご)2001年1月18日生まれ、24歳。神奈川県。181センチ、94キロ。右投げ右打ち。捕手。横浜商大高、桐蔭横浜大を経て、22年度ドラフト6位でソフトバンク入団。甲子園出場経験はないが、大学時代はリーグMVPを2回、ベストナインを4回受賞した。23年10月1日の日本ハム戦で1軍初出場。昨季は1軍で10試合出場。昨年12月の現役ドラフトで日本ハムに指名された。




