25年初戦快勝の侍ジャパン 井端監督、先頭打者弾の水谷は「球界でもトップクラスになる可能性がある」【一問一答】
「ラグザス 侍ジャパンシリーズ2025、日本代表5-0オランダ代表」(5日、京セラドーム大阪)
井端ジャパンが2025年初勝利を挙げた。
初回先頭・水谷が2球目の直球を捉え、代表初スイングでバックスクリーン左に突き刺す先制ソロをマーク。現役ドラフト選手で侍初選出となった中、先頭打者弾で圧巻のアーチをかけた。六回には2死満塁から高部が左前2点適時打を放って追加点を挙げた。先発の宮城は3回完全投球で4奪三振を記録。90キロ台の遅球も織り交ぜながらオランダ打線を翻弄(ほんろう)し、今回のメンバーでWBC前回大会唯一の経験者として貫禄を見せつけた。
試合後の井端監督の一問一答は次の通り。
-振り返って
「まずは投手が素晴らしい投球をしてくれた。バッターもいきなり水谷選手がホームラン、ファーストスイングでホームランというところでは良い滑り出しになった。いきなりよーいどんで1点取れたというところでは、試合展開もすごく楽になった。そのへんは非常に良かった」
-投手陣が1安打完封
「左の中継ぎが塹江も先頭死球当てたが、ボールも速かったし、スリークオーター、サイド気味から投げる左は苦戦していた。橋本も相手にストレート狙われたが、その後きっちり抑えてくれた。良かったと思う」
-明日に向けて。先発の種市に期待すること
「なんとなくオランダチームの投手のイメージもバッターはある程度持っていたと思う。明日メンバー代わるがいい準備をしてくれれば。種市もブルペンで良い球を投げていた。期待できると思う」
-吉川を7番起用の意図
「今日、フルで使う予定でいたので、代える選手は上位に持って行ったのでそこはあまり気にしていない。できる役割を全うしてくれたと思うし、守備でもセカンドゴロをフォースアウトにしたのは大きかった。彼の能力を発揮してくれた」
-石井の投球
「昨年も見させてもらったが、表情一つかえずに力を発揮する投手。その通りやってくれたし、見た目より相手も速く感じたと思う」
-水谷選手のホームランを見てWBCへの期待感
「期待しかないですし、今日DHだったんですけど、明日は守ってもらおうと思っている。守備もいけるというところを見せてもらいたい。バッターとして構えはシンプルで、なおかつじっとしてぱっとバットが出てくるタイプ。なんでも対応しそうな感じは受けている。その確率を上げてくれれば球界でもトップクラスになる可能性がある。今年はさらなる飛躍を期待しているし、できる選手だと思っています」




