ソフトバンク 19歳の前田悠伍が2回1安打無失点「強い気持ちで臨んだ」最速144キロ

 「練習試合、ソフトバンク1-6韓国・ロッテ」(26日、アイビースタジアム)

 ドラフト1位で入団して2年目の前田悠伍投手が八回から5番手で登板し、2回1安打無失点と好投した。

 八回は先頭打者にいきなり中前打を許したが、後続を3者連続3球三振と会心の投球。続く九回も緩急自在の投球で打者をほんろうした。

 15日の紅白戦では直球の威力不足を露呈して2回5安打2失点と結果を残せなかった。この日は最速144キロをマーク。前田悠は「今までアピールしきれなかった部分もあった。今日は強い気持ちで臨んだので、いい結果が出て良かったと思う」と頷いた。

 3日前に大阪桐蔭時代のコーチと会話してヒントを得て、さらに登板前夜は風呂につかっていた時に「ひらめいた」とすぐに上がって上半身裸のままシャドーピッチングをして、この日のマウンドに上がっていた。「それを試合で出せたので良かった」と普段はクールな左腕が笑みを浮かべた。

 目指すは開幕ローテ入り。狭き門だが、19歳の有望株はこの日の登板を自信にして腕を振り続ける。

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