ヤクルトキャンプ地でファン次々と涙 つば九郎の担当者死去 「つば九郎神社」にはビールも
「ヤクルト春季キャンプ」(20日、浦添)
球団マスコット・つば九郎の担当者が亡くなったことが発表されてから一夜明け、キャンプ地の「つば九郎神社」には朝からファンが訪れた。
前日までなかったビールも置かれ、涙するファンも。また、キャンプ地に飾られたつば九郎の大きな写真の前で撮影するファンの姿もみられた。
つば九郎神社には、つば九郎が書いた「けんこうだいいち」、「にほんいち」の絵馬も。6日に体調不良が発表されて以降にファンが記した「ゆっくり休んで元気になって」、「いつまでも大好きです」などの絵馬も掲げられている。
球団は19日に訃報を伝え、「これまで、つば九郎を支えてきた社員スタッフが永眠いたしました。球団マスコットとして、ここまで育ててくれた功績に感謝と敬意を表します」と悼んだ。その上で「体調不良の発表以来、温かい励ましのお言葉をたくさん頂戴し、誠にありがとうございました」とファンへの感謝を示していた。
つば九郎は1994年4月9日に神宮球場でデビュー。愛くるしい見た目とは裏腹に舌鋒(ぜっぽう)鋭く世相や野球界を斬るフリップ芸で屈指の人気マスコットとなった。球団はつば九郎について、「今後の活動については、しばらくの間休止となることをお知らせいたします」と説明している。





