侍ジャパン・井端監督 出てこい「長距離砲&左の中継ぎ」WBC連覇見据え課題解消に重点 侍ジャパン代表28人を発表

 野球日本代表「侍ジャパン」の井端弘和監督(49)が14日、都内で会見を行い、3月5、6日に開催される「ラグザス侍ジャパンシリーズ2025 日本-オランダ」(京セラドーム大阪)の代表メンバー28人を発表した。初選出が20人という顔ぶれの中、国際試合で欠かせない長距離砲、課題である左の中継ぎ投手に重点を置くメンバー構成となった。

 2026年に開催されるWBC連覇に向けて、井端監督が表情を引き締めた。

 「初選出の選手が20人ほどいますので、いいものを見せてくれればと思いますし、WBCまで1年弱。本番を想定してある程度イメージしてやっていければ」

 今後に向けて重要な位置づけとなる強化試合では、昨年11月のプレミア12のメンバーからは選出せず、課題解消を担う新戦力発掘に重点を置いた。

 短期決戦での国際試合に欠かすことのできない長打力を担う戦力として「細川選手、広瀬選手、大山選手、佐藤選手、水谷選手の長打には期待したい」と説明。その上で「佐藤選手、細川選手はずっと20本を積み重ねている。急に40本、50本の可能性も残っているので大きく飛躍してほしい」と今後の伸びしろにも期待を込める。

 投手陣に関しては「左の中継ぎ投手には一人でも多く出てきてもらえれば」と話し、「橋本投手、河野投手、塹江投手、曽谷投手も、そこの位置づけ(中継ぎ)においてるので、どのように外国人打者が反応するか見てみたい」。重要なピースを担う戦力となり得るか先を見据えて起用する方針を示した。

 「少しでも全体の底上げができたらいい。1年後にいいメンバー、オーダーが選べれば」と話した井端監督。会見後には渡米し、WBCの主要戦力となる日本人メジャーリーガーの視察をスタートさせる。

 代表メンバーは以下の通り。

 【投手】

  宮城大弥(オリックス)

 ○曽谷龍平(オリックス)

  種市篤暉(ロッテ)

 ○常広羽也斗(広島)

 ○斎藤友貴哉(日本ハム)

 ○橋本侑樹(中日)

 ○大津亮介(ソフトバンク)

 ○河野竜生(日本ハム)

 ○塹江敦哉(広島)

 ○杉山一樹(ソフトバンク)

  今井達也(西武)

 ○石井大智(阪神)

 【捕手】

 ○岸田行倫(巨人)

  山本祐大(DeNA)

 ○海野隆司(ソフトバンク)

 【内野手】

  大山悠輔(阪神)

  吉川尚輝(巨人)

 ○森敬斗(DeNA)

 ○長岡秀樹(ヤクルト)

  佐藤輝明(阪神)

 ○太田椋(オリックス)

 ○広瀨隆太(ソフトバンク)

 ○矢野雅哉(広島)

 【外野手】

 ○高部瑛斗(ロッテ)

 ○水谷瞬(日本ハム)

 ○細川成也(中日)

 ○梶原昂希(DeNA)

  万波中正(日本ハム)

 ※○は初選出

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