巨人・阿部監督“第二の井上”出てこい ロング要員から先発8勝→侍入り「チャンスをもぎ取った方がためになる」
巨人・阿部慎之助監督(45)が14日、昨季から引き続き、今季も先発ローテーションから漏れた投手をロングリリーフ要員として起用し、次の先発候補とする方針を明かした。
「ローテに入れなかった中からロング要員を2人ぐらい置いて、誰かがずっこけたらローテに入る」と阿部監督。昨季はロングリリーフ要員から左腕・井上がローテに定着して8勝を挙げ、侍ジャパン入りも果たした。
「去年の井上がそうだった。そこ(ロング要員)からチャンスをもぎ取った方が選手たちのためになる」と説明。たとえ2軍のローテ投手が結果を残して1軍昇格をしても先発枠を与えるのではなく、ロングリリーフで結果を示さなければ次の先発候補とはならない。
戸郷、山崎、井上、グリフィンがいるため先発は残り2枠。西舘や田中将らの争いで敗れた者はロング要員、そこからも漏れれば2軍のローテという順列だ。「大変だよ。1軍(ローテ)に入り込んでくるのは容易ではない」。激しい競争の中から第二の井上が出現するか-。ローテ争いは15日からの那覇キャンプで、さらに激化する。




