中日・石川昂 初紅白戦でいきなり納得アーチ 右膝を地面につく大きなスイング「自信になった」
「中日紅白戦、白組3-10紅組」(8日、Agreスタジアム北谷)
豪快な一振りで左翼スタンドに運んだ。中日・石川昂弥内野手(23)がキャンプ初めて行われた紅白戦で三回に2点本塁打。覚醒が待たれる生え抜きの大砲候補は「いいポイントで、しっかり強く振れた」とうなずいた。
育成選手の菊田の速球をとらえた。打った後にバランスを崩して右膝を地面につくほど、大きなスイング。キャンプでは新たに就任した松中打撃統括コーチの助言を受け、始動を早めて強く振ることを意識している。「やっていくにつれていい感触があった。結果に表れたので自信になった」と成果を実感していた。
今季で6年目。23年には13本塁打を放ったが、昨年は82試合の出場で4本にとどまった。井上監督は「繊細で、大胆さが足りない。荒々しさを出してほしい」と一皮むけることを期待している。石川昂は「今やっていることをしっかり継続して、自分のものにできるようにしていきたい」とバットを振り続ける。





