日本ハム・新庄監督 楽天・辰己の投手挑戦を歓迎「甘くないけど面白いんじゃない?」 話題性評価も「(監督の)三木君にそういう根性があるか(笑)」
「日本ハム春季キャンプ」(7日、名護)
新庄剛志監督が、この日ブルペン投球を行った楽天・辰己涼介外野手について言及した。152キロが出たと知らされ「おー、すごいじゃないですか」と話した。
同じパ・リーグで対戦する可能性もあるが「いやいや、新しい挑戦、可能性があれば。だって、僕だって福也くん(山崎)にバッティングさせてるし、大したもんですよ」と歓迎。「ただ、野手投げなんで、バッターからは見やすいですよ。まだ(実際に)見てないけど。いくら158キロ投げたとしても、僕も150キロ近く投げてたんですけど、もう野手投げ。肩の開きが早いからもう見られる見られる。カンカンカンカン打たれたんだよ。そんな甘くない」
新庄監督自身も阪神外野手時代の1998年秋季キャンプで投手の練習を開始。翌99年3月にオープン戦2試合に登板したが左膝を痛め、投手挑戦を断念した過去がある。
「甘くないけど、オープン戦でね、面白いんじゃない?やっぱ楽天もそういう話題性のあるチームを作り上げていかないといけないから。そうそう、いいんですよ。ボロくそ言われようが、何考えてんねん、でいいんですよ。それだけでも楽天って出る」と言い「(監督の)三木君にそういう根性があるか」と笑った。
現役時代も監督になってからも話題を呼ぶパフォーマンスには定評がある新庄監督だけに「俺ぐらいまでいけばね、まーたなんかやっとるってなるけど、三木監督にはまだ大丈夫か?の方になってしまうから。作り上げるのは大変なんですから。俺、8年ぐらいかけて作り上げたからね、このキャラを。タイガース時代からあったかな。多少あったか」と話した。