楽天・加治屋 阪神・岩崎イズムで個人V3だ「野球観が勉強になりました」「ずっとお手本だった」

 昨季まで阪神に在籍し、今季楽天に加入した加治屋蓮投手(33)が5日、新天地での再起を誓った。古巣で見て学んだという同学年・岩崎の魅力も激白。「彼と出会って、ソフトバンクだけでは得られなかったなと思う野球観が勉強になりました」。ブルペンでの刺激を生かし、少しでも還元を。“優勝請負人”として目指すのは頂点のみだ。

 冷たい風が吹いた金武で、寡黙にブルペン投球に励む姿があった。だが、ランニングメニューで表情は一変。後輩たちに囲まれながら柔和な笑みを浮かべた。「最初はめちゃくちゃ緊張していた」と少しずつ慣れ、現在は「おととしのようなカットボールに近づけたい」と投げ込む。球速帯の平均5キロアップを目指して取り組みを続ける。

 阪神で過ごした4年間は財産になった。「岩崎はずっとお手本だった」。絶対的クローザーとして君臨した藤川球児(現阪神監督)から、岩崎へと受け継がれてきたバトン。強固なブルペン陣としてのあり方がある。加治屋は「多くは語らないけど、(話は)勝負どころの心の持ちよう、どうやって中継ぎで試合を拾っていくか」と振り返り、ブルペンで聞いた会話は野球観を高めるきっかけにもなった。

 ソフトバンクから始まったプロ野球人生は、2球団でリーグ優勝&日本一と花開いた。「楽天でも優勝、日本一になって、引退したときに本当にいい野球人生を歩んだなって思いたいですね」。目指すのは個人V3。友の教えを生かし、新天地で腕を振る。

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