楽天・ドラ1宗山 侍チャンスアリ 井端監督が直接ゲキ「1年後、期待」“宿題”はルーキーイヤーから「レギュラー」で
「楽天春季キャンプ」(3日、金武)
楽天のドラフト1位・宗山塁内野手(21)=明大=が、26年のWBC出場へ強い思いを明かした。侍ジャパン・井端監督のキャンプ地視察で「1年後、期待している」と直接声をかけられて感激。大学生で経験したトップレベルのジャパンへ、気持ちは増した。
「もともと目指しているところではあったんですけど、直接声をかけていただいてうれしかった。(26年WBCへの)思いは強くなりました」
大学生ながら日本代表に選出された24年3月の欧州代表戦。「一流の選手は自分の考えをしっかり持っている」と肌で感じた差を埋め、「試合を重ねるごとに良さを出しながら成長するところをアピールしていきたい」と侍への道筋を立てた。
井端監督も「自分が監督に就任して、(宗山は)可能性があると思ったので昨年呼んだ。頭には入っている」と話すなど、寄せる期待は変わらない。だが文句なしの代表選出へ、「レギュラーで出てもらうこと」とルーキーイヤーへの“宿題”も忘れなかった。
現役時代は守備の名手だった井端監督が鋭い目で確認するのは、遊撃手としての守備力だ。楽天の本拠地の内野は、米国の球場で大半を占める天然芝。「重点的に見ていきたい」と話す。また宗山も「1年間戦っていくつもりなので、安定感、どれだけアウトを取り切れるか。もっともっと捕球や送球を含めてやらなきゃいけない」と足元を見つめた。約束したのは恩返しの成長。来春は同じユニホームに袖を通す。