巨人の新外国人・トレイ・キャベッジ外野手（２７）＝前パイレーツ＝が３０日、川崎市のジャイアンツ球場で入団会見を行った。エンゼルス時代の２３年シーズンで同僚だった大谷翔平選手（現ドジャース）から太鼓判を押された“秘話”を明かした。

　２３年７月にエンゼルスでメジャーデビューし当時在籍していた大谷ともプレーした。打席でのアプローチや日々の準備で意見を交わしたこともあったという。

　自身が試合で二塁から快足を飛ばして本塁に到達した時のこと。「ベンチに帰ってきた時に大谷選手から『思ったより足が速い』と声をかけられました。実際には実現しなかったがキャベッジが二塁で大谷が一塁のケースで「（大谷が）『ちゃんと走ってくれる』というように認識したみたいで『安心した』と言ってくれた。彼の励ましの言葉が自信になった」とうれしそうに語っていた。

　２３年には３Ａで３０本塁打を放ち、打率・３０６、８９打点、３２盗塁でトリプルスリーを達成。５番打者候補として強打も自慢だが、走塁面でも日本で強烈なインパクトを与えるかもしれない。