巨人のマー君 オーラ全開 山瀬驚がく鋭い眼光「怖かった」 甲斐は思わず正座!!若手もくぎ付け46球!!

 宮崎入り後初のブルペンで投球する田中将(撮影・伊藤笙子)
 田中将の投球を見つめる巨人選手ら(撮影・伊藤笙子)
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 巨人に新加入した田中将大投手(36)が29日、宮崎市内で主力選手が行っている合同自主トレ2日目でブルペン入り。フォームのバランスを確かめるように変化球を交えて立ち投げも含めて46球を投じた。ブルペンで投球を受けた山瀬慎之助捕手(23)も「オーラがあった」と驚がく。若手投手陣らが見守る中で存在感を見せつけた。

 投手陣の先陣を切ってキャッチボールを始めた田中将。一球一球、丁寧に投げ込み準備を整えると、ゆっくりとブルペンのマウンドに歩を進めた。まずは立ち投げでカーブも交えて30球。そして捕手を座らせるとスライダー、ツーシーム、スプリットと変化球を織り交ぜての16球を投じた。

 「思ったよりしっかりと投げられた。良かったと思う」。セットポジションのみで投球フォームのバランスを確認。「そこが一番大事。常に意識して、いいバランスで投げられるように」という段階だが、周囲は異様な緊張感に支配された。

 戸郷、井上、大勢、堀田と多くの若手投手陣が田中将のブルペンを見守る。立ち投げの途中では「誰かが投げているのが見えたので走って行った。(田中将の姿に)もういただきます!って感じで」と6年目・山瀬が捕手役に名乗りを上げた。

 そして、それぞれに驚嘆の声を上げる。山瀬は「オーラがあった。(鋭い目つきで)ちょっと怖かった」と笑顔。それでも投球には「めちゃくちゃコントロールがいい。フォークなら低めに、スライダー、ツーシームはコースに」と、技術の高さに驚きを隠せない。

 エース・戸郷が「きれいな回転で投げていた。実戦でどんな球を投げるか楽しみ」と話せば、昨季は8勝の左腕・井上も「キャッチボールもそうだが、一球一球にこだわって丁寧に投げている」とベテランの質の高い調整に学びを得ていた。

 田中将は若手投手陣の熱視線に「できるだけ意識しないようにした」と苦笑いも「最初なので。まだまだ」と自らのペースは崩さない。一昨年の右肘手術からの完全復活を期す1年。決して焦らず、しかし着実に、勝負の時へ準備を進めている。

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