選考委員会 近畿は「相対的な結果」準々決勝敗退4校を比較検討 東海3校目は地域性が当落

 「選抜高校野球・選考委員会」(24日、大阪市内)

 第97回選抜高校野球大会(3月7日抽選、同18日開幕・甲子園)の選考委員会が24日、大阪市内で開かれ、32校が選出された。

 大阪から98年ぶりに選出ゼロ校となった。選考委員会は近畿の5、6校目について、昨秋近畿大会準々決勝敗退の4校を比較検討。5校目に滋賀学園、6校目に滋賀短大付を選んだ。2校の実力は大阪勢で唯一、準々決勝に進出した大院大高を上回ったと評価された。

 大院大高は初戦を1-0で突破も、準々決勝で東洋大姫路に0-4。日本高野連の宝馨会長は「大院大高は2試合で1得点。滋賀勢の2校はそれぞれ大阪1(履正社)、2位(大阪桐蔭)を破っており、相対的な結果で選出」と説明した。

 横浜の明治神宮大会優勝で5枠となった関東は東農大二(群馬)との比較の結果、山梨学院が最後の枠に入った。宝会長は「山梨学院は安打数が多く、実力差があった。地域性ではないと聞いている」と説明。一方、東海3校目は地域性が当落を分けた。東海大会準決勝敗退の至学館、岐阜第一はともに1点差の惜敗。「実力は全てのポイントできっ抗」と判断され「複数の学校の評価が並んだ場合、地域性も考慮する」という選考ガイドラインに沿い、愛知の至学館が選ばれた。

 21世紀枠は壱岐と横浜清陵が選ばれた。横浜清陵は昨秋神奈川大会7試合で66四球を選び8強に進出するなど、新基準バットへの対応もみせた。

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