千葉黎明 創部101年で初の甲子園 悲願達成に主将・山本「新しい歴史を作れたのはうれしい」

 「選抜高校野球・選考委員会」(24日、大阪市内)

 第97回選抜高校野球大会(3月7日抽選、同18日開幕・甲子園)の選考委員会が24日、大阪市内で開かれ、32校が選出された。

 学校創立から102年、野球部創部から101年の時を経て、千葉黎明が春夏通じて初の甲子園を決めた。部員らが発表のライブ配信を見守った校内の「生徒館」は、1924年建設の国の登録有形文化財建築。校名が呼ばれると、拍手と歓声がこだました。

 「誰もが憧れる場所に立てる。僕らは101期目の代。新しい歴史を作れたのはうれしい」と主将の山本大我内野手(2年)。学校の積年の悲願を達成し、胸を張った。

 昨秋の千葉大会で初V。県大会6試合で1失策の守備力と隙を突く走塁が武器だ。就任4年目の中野大地監督(38)が選手に説いてきたのは「個の技量が劣っても、束になって対等に戦うことができる」という野球の魅力。突出した選手はいないが、状況判断を含めた『質の高い野球』を追求してきた。

 部員の9割以上が県内出身者。現チームの主戦投手2人は中学時代に公式戦で登板できなかったが、入学後に大きく成長した。基本の徹底と猛練習でつかんだ聖地。山本主将は「強豪校に自分たちの野球をやって勝つことが目標。初出場初優勝を狙っていきたい」と意気込んだ。

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