ヤクルト・中村優はキャンプ2軍スタート決定 高津監督「万全ではない」ドラ1新人が2年連続故障で出遅れ
ヤクルトは21日、都内で1、2軍合同のスタッフ会議を開催。ドラフト1位・中村優斗投手(21)=愛知工大=の春季キャンプ2軍スタートが決まった。
高津監督は「万全ではない。ファームでスタートさせる」と明言。球団では西舘昂汰投手に次いで2年連続で即戦力の“ドラ1”が故障により出遅れとなり、キャンプは2軍で調整をスタートするという異例の事態となった。
最速160キロを誇る剛腕の中村優だが、上半身の違和感のため新人合同自主トレ(戸田球場)期間中の15日以降はノースロー調整を行ってきた。21日の新人合同自主トレでキャッチボールを行って投球練習を再開し「全然問題ない。徐々に上げていきたい」と語っていた。首脳陣としては金の卵に無理をさせたくない考えがある。2年連続5位と低迷し投手陣の再建が急務で右腕を先発起用する方針だが、キャンプの当面は2軍で調整させることを決断した。
球団では、専大から23年度のドラフト1位で入団した西舘昂汰投手が、上半身のコンディション不良のため昨年の春季キャンプで2軍スタート。昨年9月に右肘内側側副靱帯再建術(通称トミー・ジョン手術)を受けていた。
また昨年12月に右肘関節鏡視下クリーニング手術を行った村上宗隆内野手は大事を取って2軍スタートが決まった。





