楽天新人が被災地訪問 ドラ1・宗山は津波の高さを実感し決意新たに「今が当たり前ではない」 東北で戦う使命を確認
楽天の新人選手8人が18日、宮城県内の南三陸町を訪問。2011年に起こった東日本大震災で甚大な被害を受けた被災地の歴史、今を見つめ、ドラフト1位・宗山塁内野手=明大=が決意を新たにした。
新人合同自主トレが休日のこの日は、南三陸311メモリアルを訪問。当時の話などに聞き入り、その後は旧防災対策庁舎で献花。記念公園では祈りを捧げた。
宗山は1日を振り返って、「当時の状況や実際に被害に遭われた方の話を聞くことは初めてだった。今の自分たちのこの状況っていうのが当たり前じゃないと改めて強く感じました」と話した。
また実際に津波が押し寄せた高さを実感。「これからの人生もあった方々が命を多く落とされたと思う。その方たちの思いは計り知れない。自分たちが勇気や感動を与えられたら」と東北で戦う選手としての使命を確認した。
「やっぱり一生懸命プレーする姿、見ている人が応援したくなるようなプレーヤーになることが1つ。まずは一生懸命する姿を見てもらって、あとは勝つこと。優勝すること。そこが1番かなと思います」と、感動を与えた13年以来のリーグ優勝を誓った。
楽天新人選手の被災地訪問は13年連続13度目、南三陸を訪れたのは2年ぶり2度目となった。

