巨人 阪神3連戦へローテ再編 勝負手エース戸郷を中7日 ガチンコ勝負で虎猛追止める

 巨人が26日、川崎市のジャイアンツ球場で投手指名練習を行った。30日からの阪神3連戦(甲子園)に向け、ローテーションを再編。戸郷翔征投手(24)が中7日で同戦に先発する。8月は阪神→広島と2週続いた上位対決に回ったエース。再び「ガチンコ」勝負で虎の再浮上を封じる。

 27日からヤクルト、阪神と続く6連戦。ヤクルト戦は山崎伊が先陣を切り、2戦目はグリフィンが続く。ローテ通りなら3戦目は戸郷だが、メンデスが昇格。エースは間隔を空け、阪神とのカード頭に回る。これまでも阿部監督は「阪神と広島にどう勝つか。ガチンコでいく」と、直接対決に重きを置いてきた。戸郷も役割を理解している。

 「失敗できない試合もある。カード頭を取らなければ残り2試合、必ず勝たないと勝ち越しにならない。毎回勝てるわけじゃないけど、そういう気持ちは持っています」

 前回22日の広島戦では九回、同点打を浴び逆転負けを喫した。必勝を託されるマウンドはエースの宿命。「相手もいい投手がくる。でも、やりがいを感じます」と力に変える。敵地は5月、ノーノーを達成した場所。「甲子園は好きですね。チームに勝ちが付く投球ができたら」。逆転での利リーグ制覇へ、まずは阪神の勢いを止める。

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