名門・横浜にスーパー1年生 小野舜友が鮮烈二刀流デビュー 公式戦初先発で3回完全、先制V打含む3安打2打点

 「高校野球神奈川大会・2回戦、横浜10-0座間総合」(9日、バッティングパレス相石スタジアムひらつか)

 神奈川大会では、横浜が5回コールドで初戦を突破した。1年生の小野舜友投手が公式戦初先発ながら3回を完全投球。打っては先制V打を含む3安打2打点と鮮烈デビューを飾った。横浜隼人は好投手同士の投げ合いを制して3回戦に駒を進めた。

 蒸し暑いグラウンドに、フレッシュな風を吹かせた。スーパー1年生・小野が投打で堂々たるデビューだ。

 「緊張した部分もありますが、3年生とやれるのも最後ですし、監督にも『学年は関係ない』と言われたので、思い切って自分の投球をしようと臨みました」

 最速140キロながらキレのある直球と、カーブの2球種のみで相手を手玉に取った。一人の走者も許さず、わずか26球で制圧。「コントロールがむちゃくちゃ良いとか、球がむちゃくちゃ速いとかではないので、気持ちという面で『絶対に打たれない』と常に思いながら投げています」とハートの強さをのぞかせた。

 すでに高校通算3本塁打を放っている打撃も好調で、約1カ月前に5番から3番へ“昇格”。初回1死二塁といきなりの好機では、三遊間へ鋭い打球を飛ばして先制の適時内野安打を記録し「低い強い打球が打てたのは良いこと」とうなずいた。「投手も打者も両方やっていけたら。村田監督にも『おまえは両方やってくれないと』と言われているので、思いきってやっていきたい」と“二刀流”の活躍も宣言だ。

 中学3年春に日本一に輝いた経歴を持つが「今となっては関係ない。ここに入ったからには、一から練習したい」と泰然。名門に現れた新星が、ビッグに成長を遂げていく。

 ◆小野 舜友(おの・しゅんすけ)2008年4月12日生まれ、16歳。愛知県出身。左投げ左打ち。177センチ、80キロ。3歳から野球を始め、福岡小では「岡崎南クラブ」に所属。6年時には中日ドラゴンズジュニアでプレー。福岡中では「東海中央ボーイズ」に所属し、3年春に全国制覇。横浜では今春からベンチ入り。最速140キロ。好きな選手はオリックス・宮城。

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