日本ハム育成3年目の柳川大晟を支配下登録「ここからが勝負」新庄監督187万円ネックレスプレゼント「似合う選手になって」5・28甲子園で初先発も
日本ハムは10日、北海道北広島市のエスコンフィールドで会見し、育成3年目の最速157キロ右腕・柳川大晟投手(20)を支配下登録を結んだことを発表した。背番号は95に決まった。
柳川は「将来はファイターズのエースを目指して頑張りたいです」ときっぱり。支配下登録を2日前に告げられて「ちょっとびっくりしたんですけど素直にうれしかった」と心境を明かし、両親に報告。「すごく喜んでくれたんですけど『ここからが勝負』と言われました」と話した。
会見には新庄剛志監督(52)も同席。新庄監督は「まずは先発をさせてから、中継ぎに持っていって最終的には抑えで12球団ナンバー1になれる」と将来に向けての青写真を披露。ネックレスをプレゼントし「187万円と少し安くなっていますが、似合う選手になってほしい」とエールを送った。
さらに「26日の楽天戦で先発したら面白いかなと思ったんですけど、交流戦一発目の甲子園(28日)。そこも考えたい。5万人の前で投げるところも見てみたい」と1軍で起用する方針。柳川は「甲子園は行ったことがないので」と阪神戦での登板へ、思いを明かした。
柳川は21年に、九州国際大付(福岡)から育成ドラフト3位で入団した、191センチの長身から投げ下ろす最速157キロの剛球が武器。昨季は2軍で13試合に登板して防御率1・72。今季はここまで7試合に登板し3勝1敗、防御率3・66だった。
今春のキャンプは2軍国頭で過ごしたが、2月10日の紅白戦で同期で3月に支配下登録された福島とともに好投。新庄監督からは「何年後かにとんでもない活躍しますよ。早めに(背番号)2ケタ、支配下にしないと、もう3年目でしょ?(他球団に)取られますよ。レベルアップするスピードがものすごく早いっすね。去年とまったく違う」と絶賛されていた。