今秋ドラフト目玉の明大・宗山 右肩甲骨骨折から全快アピール!2打席連続適時打 視察の侍J・井端監督「動き的にも問題ない」

 「東京六大学野球、明大21-2東大」(20日、神宮球場)

 1回戦2試合が行われ、明大が東大に快勝。2月末のオープン戦で受けた死球で右肩甲骨骨折を負っていた今秋ドラフト目玉の明大・宗山塁内野手(4年・広陵)が「3番・遊撃」でスタメン出場。侍ジャパンの井端監督も視察した中、フル出場して2打席連続適時打を放つなど復活をアピールした。立大は法大との接戦を制した。

 驚異の回復力で神宮のグラウンドに帰ってきた。宗山が先発出場し、攻守で全快をアピールだ。

 復帰メドに設定した30打席以上を実戦で重ね、開幕戦に間に合わせた。4-0の二回無死一、三塁で左前適時打、打者一巡で迎えた二回2死一、二塁では中前適時打をマーク。明大の先輩・高山(BC新潟)が持つリーグ記録131安打の更新にも期待がかかる中、現役最多の安打数を「96」とした。「見直すところはありますが、ヒットが出たこと、それが打点につながったことが大きい」とひと安心だ。

 遊撃の守備でも魅せた。八回、三遊間への打球を逆シングルで捕球し、素早い送球でアウトに。「試合の中での不安はなくなって、100%でやれている」と万全を強調した。

 視察した侍ジャパン・井端監督は「動き的にも問題ない」と安堵(あんど)。「打つ方も含めて鳥谷タイプ」と名手の名前を挙げて改めて評価した。ドラフト1位候補にリストアップしている広島の苑田スカウト統括部長も「プロですぐ守れる」と絶賛だ。

 「まだ10勝の中の1勝だと思って一戦一戦、戦いたい」と宗山。苦難を乗り越え、勝負のラストイヤーが幕を開けた。

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