ソフトバンク・山川穂高 FA移籍後初の古巣西武戦で3三振 人的補償の甲斐野とも対戦 全打席で大ブーイング、レオ党の思い受け止める チームは逆転勝ち

 「西武1-2ソフトバンク」(12日、ベルーナドーム)

 ソフトバンクは逆転勝ちで連勝を飾り、貯金を4とした。

 オフに西武からFA移籍したソフトバンクの山川穂高内野手が昨季までの本拠地ベルーナドームでの初の試合に「4番・DH」で出場したが、4打数1安打3三振に終わった。

 初回の第1打席、三回の第2打席は空振り三振。打席に入ると、スタンドのレオ党は立ちあがって親指を下げながら、大ブーイング。異様な光景が広がった。六回の第3打席で中前打を放った。八回には自身の人的補償で西武入りした甲斐野央投手との対戦し、フルカウントからの低めのボールに手が出ず見逃し三振。西武ファンからは大歓声が巻き起こった。

 昨季は自身のスキャンダルにより、公式戦出場停止処分が下された中、「戒め」の言葉とともにFA宣言し、ソフトバンクに移籍。波紋が広がった。古巣レオ党の消化しきれぬ思いを受け止める形となった。

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