オリックス今季初の連勝ならず プロ初先発のドラ5・高島、勝利投手の権利目前で打ち込まれ「本当に厳しい世界」
「オリックス4-5楽天」(10日、京セラドーム大阪)
オリックスは今季初めての連勝のチャンスを生かせず、痛恨の敗戦だ。またも最下位に逆戻り。終盤に試合を振り出しに戻すなど、意地を見せた試合となったが、接戦をモノにできなかった。
この日は、ドラフト5位・高島泰都投手(王子)がプロ初先発。四回まで1失点と好投したが、五回2死一、二塁で、村林に右翼線へ逆転の2点適時三塁打を献上するなど、勝利投手の権利獲得まであと1死のところで打ち込まれた。4回2/3を4失点で降板し、自身に勝敗はつかなかったが「本当に厳しい世界だなと改めて感じた」と悔しがった。
その後八回に同点としたが、延長十回2死一、三塁で山崎が鈴木大に投手強襲の決勝打を打たれて敗戦。ここまで11試合で一度も連勝がない。中嶋監督は「勝ちきらなきゃいけないですよね。しっかり勝ちきることが、本当に一番いい薬だと思う。競ったゲームをどう取っていくかが非常に大事」と語気を強めた。11日の先発は山下。なんとしても今季初のカード勝ち越しで、弾みをつけたい。(関谷文哉)