ヤクルト・高津監督 決死タクト「モヤモヤしたまま登板間隔があくのが好きじゃなかった」 大西&清水が雪辱リレー
「ヤクルト3-1阪神」(7日、神宮球場)
よどんだ景色が晴れていった。悔しいままでは終わらない。ヤクルト・高津臣吾監督は決死のタクトを振るい、大西&清水が結果を示して借りを返す。指揮官は「あんまりモヤモヤしたまま登板間隔があくのが僕は好きじゃなかったので」と自らの経験も踏まえ、腹をくくった。
1点リードの八回。5日の阪神戦で押し出し四球を許すなど、「ミスを恐れている」と感じた大西をマウンドに送った。右腕も「ふがいなかった。今日は絶対抑えたろう」と闘志を燃やし、1回1安打無失点。勝利のバトンをつないだ。
九回には今週だけで2敗していた清水が「全力でマウンドに上がった」と締め、3年ぶりのセーブを記録。“追試組”の逆襲もあり、連敗は「4」で止まった。忘れていた攻める気持ちを取り戻し、苦しい時間を癒やす白星をつかんだ。