U18日本代表・小倉監督 インプレー中のガッツポーズ禁止令 候補選手強化合宿

 U18日本代表候補選手強化合宿は5日、奈良県内のグラウンドで紅白戦を行った。小倉全由監督(66)は隙のないチーム作りを進めるべく、試合前のミーティングで選手に“ガッツポーズ禁止令”を出した。

 指揮官は今の球児の姿に疑問を抱いていた。「ここ何年か甲子園を見ていると、打ってすぐにガッツポーズをして。まだインプレーなのに」。拳を握りながら一塁に駆け出す、二塁打などでベースに到達した瞬間に自軍ベンチを両手であおる。今春センバツでもよく見た光景だった。

 守備、走塁を主体とするチーム作りを掲げる中、センバツ出場組を中心にインプレー中の過度な感情表現を注意。「ボールから目を切ってベンチにガッツポーズ。それはいらないだろう」との考えを浸透させた。高崎健康福祉大・箱山、神村学園・正林が本塁打を放ったが、ガッツポーズは出さずにダイヤモンドを一周した。

 「もっとボールを見て次の塁をうかがう。その中で表情に出せばいい」と指揮官。決して感情表現がご法度なわけではない。野球の精度を上げるために選手の油断を取り除いた。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

野球最新ニュース

もっとみる

    スコア速報

    主要ニュース

    ランキング(野球)

    話題の写真ランキング

    写真

    デイリーおすすめアイテム

    リアルタイムランキング

    注目トピックス