DeNA 24年ぶり開幕2カード連続勝ち越し 三浦監督「1試合1試合やっていい記録は塗り替えればそれでいい」
「阪神2-3DeNA」(4日、京セラドーム大阪)
DeNAが岡田阪神を逆転でねじ伏せた。これで2000年以来24年ぶりの開幕2カード連続勝ち越し。約四半世紀ぶりの数字に、三浦監督は冷静な口ぶりながらも、言葉にはポジティブな力が宿った。
「過去の記録は気にしてないですし、いい記録はどんどん塗り替えていきたいのもありますし。それを意識してやっているわけじゃなく、1試合1試合やっていい記録は塗り替えればそれでいい。しっかりと勝ち越せたのは大きかった」
2点ビハインドの六回に逆襲。牧、宮崎、関根の3連打で1点差とし、なおも1死満塁から代打・楠本が応えた。桐敷のフォークを仕留め、中前に逆転の2点適時打。「1打席にかける思いというかね、内心いろいろな思いがあったと思う。上がりの日もあったり、それでも集中してやったからこそ、きょうにつながった」と仕事人に徹した男を褒めたたえた。
今季の番長は「全員で戦います」が口癖だ。“日替わり守護神”制を敷き、開幕カードで抑えを務めた森原がこの日は八回に登板。山崎が3人で締めた。投打にわたり、まさに「全員」で勝ち取った理想的な白星だった。