巨人・菅野、チームの連敗止める好投「こういう小さな積み重ねが優勝につながる」 7回4安打無失点で今季初勝利

 今季初勝利で笑顔を浮かべてガッツポーズの菅野(撮影・西岡正)
 今季初勝利で阿部監督(右)に祝福される菅野(撮影・西岡正)
 5回、木下を併殺打に打ち取り、ガッツポーズの菅野(撮影・西岡正)
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 「中日0-2巨人」(4日、バンテリンドーム)

 巨人が完封リレーで連敗を3で止め、勝率を5割に戻した。今季初登板のベテラン・菅野が7回4安打無失点の好投で初勝利。小林とのバッテリーで、中日打線を封じて負の流れを止めた。

 菅野はヒーローインタビューで「初登板だったので、すこし入りは硬くなってしまいましたけど、何とか0点に抑えることができて。チームも連敗中で、(連敗を)止めようと必死に投げました」と振り返った。

 菅野は初回、先頭の三好に四球を与え、1死二塁と走者を背負ったが、後続を抑えて無失点で抜けた。

 この日、バッテリーを組んだのは、同じく今季初スタメンの小林。22年6月17日の中日戦(バンテリンドーム)以来、実に657日ぶりの“スガコバ”コンビ結成で中日打線を封じた。二、三回と3人で封じると、四、五回は走者を出しながら次打者を併殺に打ち取る投球。二回以降は得点圏にも走者を進めなかった。

 「味方の良い守備にも助けられて。自分もダブルプレーを取るつもり配球して。小林もうまく配球してくれたと思います」と自らの投球を振り返った。

 昨季は自己ワーストの4勝。雪辱を誓ったシーズンだけに、「オフシーズンから今年にかける思いというのを強く持って過ごしてきたので、まずは良いスタートが切れたんじゃないかな」と安どした。3連敗のチームを救う価値ある勝利。「こういう連敗を止めるっていう小さな積み重ねが最後優勝につながっていくと思っているので。またこういうときに、自分に回ってきたら、チームに勢いを付けるピッチングをしていきたい」とベテランは頼もしげに宣言した。

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