巨人・阿部監督 継投策ピタリ!球団史上83年ぶり開幕2戦連続完封勝利 狙うは歴史的3連勝

 「巨人5-0阪神」(30日、東京ドーム)

 巨人最大のピンチで阿部慎之助監督(45)は、迷わずドラ1右腕を送り出した。マウンド上で西舘(中大)にボールを手渡すと、シンプルかつ力強い言葉で背中を押す。「もうね、『いけー!!』って」。勝利を繋いだ新勝利の方程式で、球団史上83年ぶりの開幕2戦連続完封勝利。昨季の日本一チーム相手に最高の形で連勝を決めた。

 「バッテリーがね、我慢して我慢して、先に点をあげなかったっていうのが一番だと思います」

 4番・岡本和、5番・坂本のアベック弾でつかんだ連勝。試合後の指揮官は開口一番、バッテリーの奮闘を勝因に挙げた。序盤、不安定だったグリフィンを大城が賢明にリード。四回1死一、三塁のピンチでは、岡本和が一塁線の浅い飛球をダイビング捕球するなど、野手陣も連日の「ザ・キャッチ」でもり立てた。

 阿部監督は就任直後から投手に「困ったらど真ん中」、捕手には「ゾーン内での勝負」を徹底した。昨季の救援防御率は12球団ワースト。特に、イニング別で最も失点が多かった七回に西舘を起用した。連投となった1死一、三塁での登板。糸原に3-1と制球に苦しんだが、右腕は「ゾーン内で勝負を」と腹をくくり、最後は直球で浅い左飛に抑えた。チーム方針は確実に浸透している。

 リードを5点に広げた八回はバルドナード、九回は堀田で無失点リーレを完成させた。中川-大勢の勝利の方程式だけじゃない。昨季、6勝18敗1分けと大きく負け越した阪神を相手に、阿部巨人の新たな形を示した連勝。「阪神相手に開幕で勝ち越せたのはすごく意義のあること。明日、もっといい試合をして終わりたい」と指揮官。記録的な3連勝を狙っている。

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