大量補強の中日、初勝利はお預け 元巨人・中田、中島は勝ち越し機に凡退 中田は開幕戦で本塁打含む2安打二打点

 4回、中前打を放つ中田(撮影・西岡正)
 ヤクルトと引き分け、涌井(中央右)らナインとタッチを交わす立浪監督(同左)=撮影・西岡正
 3回、左越えに先制打を放つ田中(撮影・西岡正)
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 「ヤクルト1-1中日」(30日、神宮球場)

 球団初となる2年連続最下位からの反攻を目指して大量補強した中日だったが、開幕2戦目のこの日もリードを守り切れなかった。延長十二回の末、引き分けで初勝利はお預けとなった。1点を争う展開となり、貧打解消へ加入した新戦力が登場した。

 補強の目玉、巨人から移籍した4番・中田は29日の開幕戦では移籍後初本塁打を含む2安打2打点と貫禄を見せた。2試合目となったこの日は四回に先頭で中前打を放ったものの、延長十回2死一、三塁の勝ち越し機では三ゴロに倒れた。

 勝負強い打撃が買われて代打の切り札として、同じく巨人から移籍した41歳のベテラン・中島は十一回2死一、三塁の勝ち越しのチャンスで代打として登場。フルカウントまで粘ったものの、移籍後初打席は空振りの三振に終わった。

 また、阪神から移籍した山本は延長十一回2死二塁で、代打の代打として移籍後初打席。ヤクルトの左腕・嘉弥真からしぶとく三遊間へ転がし、内野安打で好機を広げた。

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