健大高崎・佐藤、山梨学院・津島 両先発がともにアクシデントも明暗 佐藤はマメ破れるも5回0封 津島は爪割れ5回途中4失点

 健大高崎先発の佐藤(撮影・持木克友)
 5回、降板する山梨学院・津島(左)=撮影・山口登
 力投する山梨学院先発の津島(撮影・持木克友)
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 「選抜高校野球・準々決勝、高崎健康福祉大高崎6-1山梨学院」(28日、甲子園球場)

 健大高崎・佐藤、山梨学院・津島の両先発がともにアクシデントに見舞われたが、結果は明暗を分けた。

 津島は三回まで1安打と健大高崎打線をほぼ完璧に抑えたが、中指の爪が割れてしまい、四回に制球を乱してピンチを招くと、五回には集中打を浴びて4失点で降板。「前回(登板)と同じ中指が割れて、下から出血した。痛みは少しあったが、それより気持ちの部分で負けてしまった」と振り返った。

 前回登板でも試合後に爪が割れたといい、「試合前は爪切りやマニキュアで対策したが、三回くらいから血が出た。(滑った?)ロジンを付けて対策した」と明かした。

 一方の佐藤は五回に左手中指のマメがつぶれるアクシデントに見舞われ、2死から四球を出したものの、後続を三振に仕留めた。六回から石垣にマウンドを譲った。「途中交代で悔しいけど、ひとつ目標としていたベスト4なので、うれしい。ストライク先行で攻めて球数も少なかったのでよかった」と振り返った。けがについては「元々マメがあって、皮が指の腹までめくれて指先の感覚がなかった。(ボールを握らなくても)ずっとじんじんしている感じ。どんな状態になっても投げると決めていたので(準決勝も)変わらずにいきたい」と話していた。

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