DeNA・ドラ1度会 10年ぶり新人オープン戦首位打者!3安打で打率・434 三浦監督開幕スタメン明言「1番で」

 「オープン戦、日本ハム2-3DeNA」(24日、エスコンフィールド)

 3安打フィニッシュで、リーディングヒッターに躍り出た。DeNAのドラフト1位・度会隆輝外野手=ENEOS=が最終戦で規定打席に到達。打率・434とし、オープン戦首位打者に輝いた。新人では2014年のロッテ・井上以来10年ぶり2人目の快挙。三浦監督はついに「度会は1番でいきます」と開幕戦での「1番・右翼」での起用を明言した。

 「プロ野球に入って初めて連戦が続いたオープン戦で首位打者。今後につながると思うので、これを糧に頑張りたいと思います」。16試合に出場し、56打席53打数23安打。度会はここまでの軌跡として、手にした“タイトル”の意味をかみしめた。

 この日も、技の高さでうならせた。一回には外角低めに落ちるフォークをすくい上げ左前打。六回には2死からセーフティーバントを敢行。三塁線に絶妙に転がし内野安打となり「野手のポジショニングを見て、自分の足と照らし合わせ、いけるかなという中でやりました」と自らの判断で大胆に仕掛けた。

 入団後、明るいキャラクターで注目を集めたが、実力を遺憾なく発揮し開幕スタメンを勝ち取った。ゆくゆくはペナントレースでの正真正銘の首位打者に夢が膨らむが「シーズンはもっと打席数が増えて、その中で継続していかないといけないので難しい。その中でしっかり獲れるように頑張ります」と目標に置く。横浜高の先輩で現役時代に2度の首位打者を獲得した鈴木打撃コーチも「バットコントロールはイチロークラス」と期待を込める。

 間もなく迎える開幕戦。「今の結果に甘んじることなくやりたい」と度会。あくなき向上心を胸にフィールドに立つ。

 ◆新人選手のOP戦首位打者 新人選手のオープン戦首位打者は2014年の井上晴哉(ロッテ)以来、10年ぶりでドラフト制導入後では史上2人目。14年の井上はオープン戦打率・435で同シーズン成績は36試合で打率・211(95打数20安打)2本塁打、7打点だった。

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