「オープン戦、日本ハム５－３ＤｅＮＡ」（２２日、エスコンフィールド）

　４番の勝負強さを見せつけた。１点を追う九回無死一、二塁。日本ハム・マルティネスがバックスクリーン左へ逆転サヨナラ３ラン。「ランナーをホームに返そうと思って、自分の仕事をしました」と振り返る。初回に先制二塁打。七回にも二塁打を放ち３安打４打点の活躍だ。

　新庄監督は「キャンプ初日からスイングが違った。４番でいこうと思っていた」と明かす。キャンプ序盤に「ホームランはいらないって言ったんです。打点を稼ごうって」とアドバイスしたという。直近出場６試合すべて４番で起用、その間１８打数７安打７打点と好調を持続する。

　マルティネスは「４番を打てるということは誇りに思いますし、同時に大きな責任であると感じてます」と胸を張る。昨季は１１人が座った４番の座。打順固定を目指す新庄監督にとって、キューバの仕事人は頼もしい存在だ。