作新学院“江川2世”が夏の雪辱誓う「このままでは普通の投手で終わってしまう」 5回4失点の不本意投球で初戦敗退

 2回、三塁、神村学園・増田に適時二塁打を浴びた作新学院・小川哲平(撮影・佐々木彰尚)
 3回、正林にソロを浴びた作新学院・小川哲平(撮影・佐々木彰尚)
 神村学園に敗れ、肩を落とす作新学院ナイン(撮影・北村雅宏)
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 「選抜高校野球・1回戦、神村学園6-3作新学院」(22日、甲子園球場)

 昨秋の関東大会王者で神宮準Vチームである作新学院が初戦で散った。“江川2世”とも称されるプロ注目・小川哲平投手(3年)は、本来の持ち味である制球に苦しみ、5回5安打4失点、6四死球。相手主砲・正林に大会2号を浴びるなど悔しい内容となった。

 「球の走りは良かった」というものの、「相手が真っすぐを張っていたのでカットボールが多くなってしまって体が横振りになってしまった」と狂いが生じた。

 1点ビハインドの三回には、正林への初球カットボールが甘く入り、新基準の低反発バットが導入された今大会の第2号ソロを被弾した。一方で、四回に訪れた正林との3度目の対戦では、冬場に磨いてきたチェンジアップで空振り三振。「そこは秋から変わったところ。新しい武器として取り入れられた」と収穫も得た。

 昨春センバツでは、1年秋の故障の影響で万全ではない中、3回戦の英明戦に救援登板。だが、1安打を許し、犠打で1死を取ってわずか10球で降板となった。「甲子園の借りは甲子園で返したい」と意気込んでいた小川哲。「背番号1をしょっている以上は1点も取られてはいけないと思うので、まだまだ自分が甘かったなと思います。今のままでは普通のピッチャーで終わってしまう。当たり前のレベルを上げて、夏、必ずここに戻ってきて、勝てる投手になりたい」とリベンジを誓った。

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