「オープン戦、巨人３－２ロッテ」（１９日、東京ドーム）

　若武者が輝きを放った。巨人のドラフト４位・泉口友汰内野手＝ＮＴＴ西日本＝がチームにとって今年初の東京ドームでの一戦でサヨナラ打。歓喜の中心で会心の笑みを浮かべ「最高です」と声を弾ませた。

　２－２の九回２死満塁。絶好の場面で途中出場していたルーキーに打席が回る。普段は落ち着いている男も「さすがに緊張しました」と苦笑い。ただ、配球など頭の中を整理をしてから打席に入った。追い込まれても甘い変化球を確実に捉え、中前に鮮やかに運んだ。

　内野の高い守備力も高評価され、既に開幕１軍入りが確定している。「（残りのオープン戦で）自分の状態も上げながら開幕を迎えられればいいなと思います」と意気込む。新人が続々と台頭するチームの中、存在感を示した。