オリックス・杉本3安打 亡き鳥山明さんに届け 哀悼ドラゴンボールメドレー「良い感じで打席に」

 「オープン戦、オリックス6-4巨人」(9日、京セラドーム大阪)

 哀悼の意を込めた3安打だった。オリックス・杉本裕太郎外野手が一日限定登場曲「ドラゴンボールメドレー」で打席に立ち、今月1日に逝去した「ドラゴンボール」の漫画家、鳥山明さんにささげる快音を響かせた。

 「昨日、ニュースで(鳥山さんの訃報を)見て。今日だけやってみようかなと思ったら、全部良い曲ばかりで、良い感じで打席に入れました」

 好調時の杉本を象徴するような安打だった。1点を追う二回無死一塁。グリフィンが初球に投じた直球を迷わず強振し、左前へと運んだ。続く打席でも、左腕のカットボールに詰まりながらも右前へポトリと落とす。

 五回2死では15年度ドラフト同期で、昨年まで同僚だった近藤から左前打を放ち、してやったりの表情。「変化球が多彩になっていたので、びっくりしました。オープン戦とはいえ、3本打てたのは自信になるし、内容も良かった」と自画自賛だ。

 北斗の拳のラオウ好きでラオウと呼ばれる杉本だが、実は幼い頃からドラゴンボールのアニメもよく見ていた。好きなキャラには「トランクスの髪が長い時のスーパーサイヤ人」を挙げる。「ちょっとマッチョなあの時のトランクスがカッコよくて」。かつて憧れたヒーローを懐かしんだ。

 中嶋監督は「変なボール球も振っていないし、ある程度の打撃ができている」と評価した。激しい外野争いを制するため、杉本は「みんな野球うまいんで、負けないように」と決意。開幕へ向け、戦闘能力を高めていく。

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