DeNAドラ1度会 フリー打撃初球いきなり柵越え 「ホームランの時に左ふくらはぎをつちゃいました」
「DeNA春季キャンプ」(1日、宜野湾)
DeNAのドラフト1位・度会隆輝外野手(21)=ENEOS=が、フリー打撃で初球をいきなり柵越え。逆風を切り裂き、右翼席に豪快な一発をたたき込んだ。
練習とは言えど、意味のある一発だった。「シャープなスイングをする中で、1球目の入りは大事。試合の投手が投げる初球と同じ気持ちで打席に入っている」と度会。「6~7割の力感で、当たり方も角度も良かった」と狙い通りのスイングに笑顔を弾ませた。
初日からハードメニューをこなした。打席に入る前には低重心の連続ティー打撃を行い、歯を食いしばりバットを振る姿には、スタンドから拍手がわき起こったほどだった。その直後のフリー打撃で、いきなり飛び出したアーチ。下半身の疲れの中での一撃に手応えを感じる一方で、「あのホームランの時に左ふくらはぎをつっちゃいました」と度会。「治りましたけど」と苦笑いで頭をかいた。
くしくもキャプテン・牧秀悟内野手(25)から「最初は飛ばしすぎるから、無理するなよ」と激励を受けた。ルーキーイヤーに3割20発の成績を残し、今や日本を代表する打者となった先輩からの“金言”に、度会は「飛ばしすぎちゃう性格なので、落ち着いてやるべきことをやるのが大事かなと思います」とうなずいていた。