ヤクルト・長岡 苦手だったブロッコリーを克服 大先輩・青木の金言で意識改革

 ヤクルトの長岡秀樹内野手(22)が、今オフに初参加した「チーム青木」の自主トレで苦手だったブロッコリーを克服したことを明かした。

 きっかけは、青木宣親外野手(42)からもらった一言だった。「プロ野球選手じゃなくて、アスリートになれ」-。合流した2日目に投げかけられた言葉だといい、一流選手と同じ時間を過ごす過程から「日頃の生活からアスリートらしく、口にするものも、飲むものも全て気にかけよう」と日常生活から見直す気づきとなった。

 これまで苦手だった野菜系も「『プロとしての一部だぞ』と言われた」と、敬遠せずに口に運んだ。中でもブロッコリーは「食べにくいから」苦手だったが、「頑張って食べました」と笑顔。アスリートの道を究めるための一歩目を踏み出し、自覚を持てたことが最大の収穫となった。

 また意識改革だけではなく、技術面の向上も確かに感じ取っていた。「僕の野球人生で一番きついことをしている」と、その練習の質や量に度肝を抜かれた。

 中でも青木自身が今オフ重視していたランニングメニューには、長岡も「初めて吐きそうになった。いや、軽く吐いたんですけど」と苦笑いしながら初めての経験を告白。先輩らとの差に、「本当にまだまだだなと思いますし、この人たちに追いついて、追い越さないといけない立場なので。頑張ります」と気合も入った。

 昨季は135試合に出場し、打率・227と低迷した悔しさが残る一年だった。後半にはスタメンを外れる試合もあっただけに、絶対的なレギュラー奪取を誓って闘志を燃やしている。「快く受け入れてくれたノリさん(青木)であったり、チーム青木の皆さんに、まずは結果で恩返ししたい。去年あれほど苦しい思いをしたので、無駄にしないように。必ず見返してやりたいです」。心も体も成長した姿で、今季は勝負をかける。

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